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審決分類 審判 全部申立て  登録を維持 X03
審判 全部申立て  登録を維持 X03
管理番号 1195637 
異議申立番号 異議2008-900271 
総通号数 113 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標決定公報 
発行日 2009-05-29 
種別 異議の決定 
異議申立日 2008-07-14 
確定日 2009-03-16 
異議申立件数
事件の表示 登録第5126403号商標の登録に対する登録異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 登録第5126403号商標の登録を維持する。
理由 1 本件商標
本件登録第5126403号商標(以下「本件商標」という。)は、「Perfect Cut」の欧文字及び「パーフェクトカット」の片仮名文字を上下二段に横書きしてなり、平成19年10月26日に登録出願され、第3類「化粧品」を指定商品として同20年4月4日に設定登録されたものである。

2 登録異議申立ての理由の要点
登録異議申立人(以下「申立人」という。)は、「本件商標は、その指定商品との関連において、『完全に紫外線を遮断する商品』を直感させ、単に商品の品質を表示するにすぎないから、商標法第3条第1項第3号に該当するものであり、また、『完全に紫外線を遮断する商品』以外の指定商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生ずるおそれがあるから、同法第4条第1項第16号に該当する。したがって、本件商標の登録は、取り消されるべきである。」旨主張し、証拠方法として、甲第1ないし第3号証を提出している。

3 当審の判断
本件商標は、上記1のとおりの構成からなるところ、「Perfect」及び「パーフェクト」の文字部分が「完全な、申し分のない」等の、「Cut」及び「カット」の文字部分が「切る、削減する」等の意味をそれぞれ有する英語及び外来語として知られているとしても、両者を結合した上記構成からは、直ちに「完全に紫外線を遮断する商品」の如き意味合いを認識し理解し得るものとはいい難い。
申立人は、本件商標がその指定商品との関係において「完全に紫外線を遮断する商品」を直感させるものである旨主張し証拠を提出しているが、該証拠を精査してみても、本件商標が上記意味合いの商品を表示するものとして普通に使用されているとまでは認めることができない。
その他、本件商標を構成する「Perfect Cut」及び「パーフェクトカット」の文字が、本件の指定商品の品質等を表示するものとして普通に使用されている事実は、発見することができない。
そうすると、本件商標は、むしろ全体として、親しまれた既成の観念を有しない一種の造語からなるものとみるのが自然である。
してみれば、本件商標は、その指定商品に使用した場合には、自他商品の識別標識としての機能を十分に果たし得るものであり、また、いずれの指定商品について使用しても、商品の品質の誤認を生ずるおそれもないものと判断するのが相当である。
したがって、本件商標は、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に違反して登録されたものではないから、同法第43条の3第4項の規定に基づき、その登録を維持すべきものである。
よって、結論のとおり決定する。
異議決定日 2009-02-26 
出願番号 商願2007-109870(T2007-109870) 
審決分類 T 1 651・ 13- Y (X03)
T 1 651・ 272- Y (X03)
最終処分 維持  
前審関与審査官 林田 悠子鈴木 斎 
特許庁審判長 石田 清
特許庁審判官 小林 由美子
久我 敬史
登録日 2008-04-04 
登録番号 商標登録第5126403号(T5126403) 
権利者 株式会社フィッツコーポレーション
商標の称呼 パーフェクトカット、パーフェクト、カット、シイユウテイ 
代理人 田辺 恵基 

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