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審決分類 |
審判 査定不服 称呼類似 取り消して登録 Y28 |
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管理番号 | 1192280 |
審判番号 | 不服2008-16981 |
総通号数 | 111 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2009-03-27 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2008-07-03 |
確定日 | 2009-02-10 |
事件の表示 | 商願2006-110149拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、「アストロン 巨鯉」の文字を標準文字で表してなり、第28類「釣り具」を指定商品として、平成18年11月29日に登録出願されたものである。 2 引用商標 原査定において、本願商標の拒絶の理由に引用した登録商標は、次のとおりであり、その商標権は、いずれも現に有効に存続しているものである。 (1)登録第3295475号商標は、「巨鯉」の文字を横書きしてなり、平成6年8月17日に登録出願、第31類「鯉用加工釣り餌・鯉用活き餌・その他の鯉釣り用餌」を指定商品として、平成9年4月25日に設定登録、その後、平成19年4月17日に商標権の存続期間の更新登録がなされたものである。 (2)登録第5046610号商標は、「巨鯉」の文字を横書きしてなり、平成18年9月15日に登録出願、第28類「釣り具,おもちゃ,人形」を指定商品として、平成19年5月11日に設定登録されたものである。 3 当審の判断 本願商標は、「アストロン 巨鯉」の文字よりなるものであるところ、請求人が提出した証拠並びに当審において職権をもって行った調査によれば、本願の指定商品を取り扱う業界においては、「巨鯉」の文字が、「巨大な鯉」ほどの意味合いで理解されているとともに、実際に、巨鯉用の商品であることを表す際に普通に使用されている事実が認められる。 そうとすれば、本願商標構成中の「巨鯉」の文字部分は、その指定商品の用途・品質を表す部分として認識されるものであって、自他商品の識別標識としての機能を有しないか、その機能の極めて弱い部分というべきであるから、本願商標の識別標識としての機能は「アストロン」の文字部分にあり、「巨鯉」の文字部分に識別標識機能があるとは認め難いものである。 してみれば、本願商標よりは、構成文字全体から生じる「アストロンキョゴイ」の称呼及び「アストロン」の文字部分に相応して「アストロン」の称呼を生ずるというのが相当である。 したがって、本願商標から、「キョゴイ」の称呼をも生ずるとしたうえで、本願商標が各引用商標と称呼上類似のものとして、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。 その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2009-01-29 |
出願番号 | 商願2006-110149(T2006-110149) |
審決分類 |
T
1
8・
262-
WY
(Y28)
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最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 石井 千里 |
特許庁審判長 |
内山 進 |
特許庁審判官 |
井出 英一郎 赤星 直昭 |
商標の称呼 | アストロンキョゴイ、アストロン、キョゴイ、キョリ |
代理人 | 小出 俊實 |
代理人 | 潮崎 宗 |
代理人 | 河野 哲 |
代理人 | 吉田 親司 |
代理人 | 鈴江 武彦 |
代理人 | 幡 茂良 |
代理人 | 橋本 良樹 |
代理人 | 石川 義雄 |
代理人 | 蔵田 昌俊 |