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審決分類 審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 取り消して登録 X16
管理番号 1190753 
審判番号 不服2008-25973 
総通号数 110 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2009-02-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2008-10-09 
確定日 2009-01-07 
事件の表示 商願2008- 6682拒絶査定不服審判事件について,次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は,登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は,「就活ホルダー」の文字を標準文字で表してなり,第16類に属する願書に記載の商品を指定商品として,平成20年1月31日に登録出願され,その後,指定商品については同年10月9日に第16類「履歴書などを収納するためのホルダー(文房具)」に補正されたものである。

2 原査定の拒絶の理由
原査定では,「本願商標は,『就活ホルダー』と標準文字で書してなるものであるが,その構成中『就活』の文字は『就職活動』の略称として一般に用いられており,『ホルダー』の文字は本願指定商品との関係から商品を表す普通名称といえる。昨今,『就活ノート』,『就活手帳』など,就職活動に必要な商品または便利な商品が,『就活○○(商品名)』と称して販売されている実情がある。そうすると,本願商標をその指定商品に使用しても,需要者に『就職活動用のホルダー(文房具)』であることを理解させるものであり,本願商標は,単に商品の用途,品質を表すにすぎないものと認める。したがって,本願商標は,商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨,認定,判断をして,本願を拒絶したものである。

3 当審の判断
本願商標は,前記1のとおり,「就活ホルダー」の文字を標準文字で表してなるものであるところ,その構成中前半部「就活」の文字部分は,「就職活動」の略語(「現代用語の基礎知識2008」1344頁 株式会社自由国民社発行)と理解されることが多いものであり,後半部の「ホルダー」の文字は「支えるもの,挟むもの」などの意味を有する語(「広辞苑第6版」2607頁 岩波書店発行)として,一般に知られているものである。しかしながら,各文字より原審説示の意味合いを想起させることがあるとしても,前記各語を組み合わせて一連に表した構成からなる「就活ホルダー」の文字よりは,これが,本願の指定商品との関係で,直ちに特定の意味合いをもって親しまれ,あるいは,特定の商品の品質,特性等を具体的に表示するものとして,一般に理解されているとは,認め難いものである。
また,当審において調査するも,本願商標の指定商品を取り扱う分野において,「就活ホルダー」の文字が商品の品質等を直接的あるいは具体的に表示するものとして,取引上普通に使用されていると認めるに足りる事実も見いだすことはできなかった。
そうすると,本願商標は,その指定商品の品質を直接的ないし具体的に表示するにすぎないものと理解されるというよりは,全体として,一種の造語を表したものと認識されるのが相当であり,これをその指定商品について使用したときには,自他商品の識別機能を有しない商標ということはできない。
したがって,本願商標は,商標法第3条第1項第3号に該当するものとはいえないから,これを理由に本願を拒絶すべきものとすることはできない。
その他,政令で定める期間内に本願について,拒絶の理由を発見しない。
よって,結論のとおり審決する。
審決日 2008-12-18 
出願番号 商願2008-6682(T2008-6682) 
審決分類 T 1 8・ 13- WY (X16)
最終処分 成立  
前審関与審査官 内藤 順子 
特許庁審判長 中村 謙三
特許庁審判官 清川 恵子
末武 久佳
商標の称呼 シュウカツホルダー、シューカツホルダー、シュウカツ、シューカツ 

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