• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 取り消して登録 Y0319
審判 査定不服 商4条1項16号品質の誤認 取り消して登録 Y0319
管理番号 1187589 
審判番号 不服2007-26053 
総通号数 108 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2008-12-26 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2007-09-21 
確定日 2008-11-12 
事件の表示 商願2006-99571拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、別掲のとおりの構成よりなり、第3類及び第19類に属する願書記載の商品を指定商品として、平成18年10月26日に登録出願され、その後、指定商品については、同19年7月25日付け手続補正書により、第3類「北欧産床板用洗剤,北欧産床板用のせっけん類」及び第19類「北欧産の木製建築用床板,北欧産の陶磁製建築用床板,北欧産の床板用れんが及び耐火物,北欧産のリノリュ-ム製建築用床板,北欧産のプラスチック製建築用床板,北欧産のセメント製建築用床板,北欧産の石材製建築用床板」に補正されたものである。

2 原査定の拒絶の理由
原査定は、「本願商標は、『Scandinavian』の欧文字と『FLOORING』の欧文字を二段に横書きしてなるところ、『Scandinavian』の文字部分は、『北欧』の意味合いのある英語を、『FLOORING』の文字部分は、『床』の意味合いのある英語と認められ、指定商品との関係において、これよりは、『北欧産の床に使用する商品』程度の意味合いを理解、認識させるものであるから、これを本願の指定商品中、『前記に照応する商品』に使用するときは、単に、商品の産地、用途、品質を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、 商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるので、同法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断
本願商標は、別掲のとおり、「Scandinavian」の欧文字を紺色で大きく表し、その直下に赤色の直線を横に配し、さらにその赤色の直線の下の中央部分に灰色の欧文字で小さく「FLOORING」と表してなるところ、本願商標中の当該文字部分が2段に分かれて表され、かつ、「Scandinavian」の欧文字が、他の文字に比してやや大きく表されているとしても、上段及び下段の文字が近接した構成であることにより、外観上、その構成全体として一体のものとして看取されるものであり、構成全体の一体不可分性は強いものといえる。また、構成文字全体から生ずると認められる「スカンジナビアンフローリング」の称呼も、語呂よく一連に称呼し得るものである。
そして、その構成中の「FLOORING」の欧文字は、「床板、床張り材、フローリング」(株式会社研究社発行「リーダーズ英和中辞典」)の意味を有するものであり、かつ、「Scandinavian」の欧文字は、「スカンディナヴィアの、スカンディナヴィア人[語]の、スカンディナヴィア人、スカンディナヴィア語」(前掲「リーダーズ英和中辞典」)の意味を有するほかに、「最狭義には、ノルウェー・スウェーデンを指し、やや狭義にはデンマークを加え、広義にはフェロー諸島・アイスランドのほか、言語学上の系統が異なるフィンランドをも含めて呼ぶ」(株式会社三省堂発行「コンサイス外国語地名辞典」)の意味をも有するところ、該「Scandinavian」の文字が、たとえ地域を表すものとして認識される場合があるとしても、直ちに特定の産地、販売地を表すものとはいい難いものである。
そうすると、本願商標は、これをその指定商品に使用しても、これに接する取引者、需要者は、原審説示の如き意味合いを直ちに看取させるものとはいえず、かかる構成においては、むしろ、本願商標全体として特定の意味合いを看取することのない一種の造語として認識・把握されるとみるのが相当である。
さらに、当審において調査するも、本願商標の全体構成が、本願の指定商品を取り扱う業界において、指定商品の品質等を表示するものとして、取引上普通に使用されている事実を発見することはできなかった。
そうすると、本願商標は、これをその指定商品に使用しても、商品の産地、用途、品質等を表すものではなく、自他商品の出所識別標識としての機能を果たし得るものであり、かつ、商品の品質の誤認を生ずるおそれもないものである。
したがって、本願商標を商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当なものとはいえず
、取り消しを免れない。
その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲 別掲
本願商標

審決日 2008-10-21 
出願番号 商願2006-99571(T2006-99571) 
審決分類 T 1 8・ 13- WY (Y0319)
T 1 8・ 272- WY (Y0319)
最終処分 成立 
前審関与審査官 大島 護 
特許庁審判長 石田 清
特許庁審判官 木村 一弘
末武 久佳
商標の称呼 スカンジナビアンフローリング、スカンジナビアン 
代理人 金原 正道 
  • この表をプリントする

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社   サービスに関しての問い合わせ