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審決分類 |
審判 査定不服 商4条1項16号品質の誤認 取り消して登録 Y19 審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 取り消して登録 Y19 |
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管理番号 | 1176061 |
審判番号 | 不服2007-34771 |
総通号数 | 101 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2008-05-30 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2007-12-26 |
確定日 | 2008-04-28 |
事件の表示 | 商願2006- 88346拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、「タフカラーパイプ」の片仮名文字を標準文字で表してなり、第19類「プラスチック製排水管,プラスチック製通気管,その他のプラスチック製建築用又は構築用の専用材料」を指定商品として、平成18年9月22日に登録出願されたものである。 2 原査定の拒絶の理由 原査定は、「本願商標は、『丈夫で耐久性のある色パイプ』の意味合いを容易に想起させる『タフカラーパイプ』の文字を標準文字で書してなるものであるから、これを、その指定商品に使用しても、これに接する需要者・取引者をして、前記意味合いを認識、理解させる以上に格別顕著なところはなく、単に商品の品質を誇称するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記意味合いに照応する商品以外の商品に使用するときは、商品の品質について誤認を生じさせるおそれがあるので、同法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。 3 当審の判断 本願商標は、前記1のとおり「タフカラーパイプ」の片仮名文字を標準文字で表してなるところ、構成中の「タフ」及び「カラーパイプ」の文字が、それぞれ「頑丈さ,強靱」及び「色パイプ」の意味合いを看取させる語であり、全体として、原審説示の「丈夫で耐久性のある色パイプ」のごとき意味合いを暗示させる場合があるとしても、該構成文字より、直ちに特定の商品の品質、特性等を具体的に表示するものとして一般に理解されているとはいい難いところである。 また、当審において職権をもって調査するも、本願の指定商品を取り扱う業界において、「タフカラーパイプ」の文字が商品の品質等を表示するものとして、取引上普通に使用されている事実も発見することもできなかった。 してみれば、本願商標は、これをその指定商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を十分果し得るものであり、また、いずれの商品に使用しても、商品の品質について誤認を生じさせるおそれもないものといわなければならない。 したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。 その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2008-04-15 |
出願番号 | 商願2006-88346(T2006-88346) |
審決分類 |
T
1
8・
272-
WY
(Y19)
T 1 8・ 13- WY (Y19) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 飯田 亜紀 |
特許庁審判長 |
山口 烈 |
特許庁審判官 |
藤平 良二 岩崎 良子 |
商標の称呼 | タフカラーパイプ、タフカラー、タフ |
代理人 | 小谷 悦司 |
代理人 | 川瀬 幹夫 |