ポートフォリオを新規に作成して保存 |
|
|
既存のポートフォリオに追加保存 |
|
PDFをダウンロード |
審決分類 |
審判 査定不服 称呼類似 取り消して登録 Y0103053541 |
---|---|
管理番号 | 1172518 |
審判番号 | 不服2007-14533 |
総通号数 | 99 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2008-03-28 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2007-05-21 |
確定日 | 2008-02-04 |
事件の表示 | 商願2005-118355拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、「SecureClean」の欧文字と「セキュアクリーン」の片仮名文字を二段に横書きしてなり、第1類、第3類、第5類、第35類及び第41類に属する願書に記載のとおりの商品及び役務を指定商品及び指定役務として、平成17年12月16日に登録出願されたものである。 2 引用商標 原査定において、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして、本願の拒絶の理由に引用した登録第3243341号商標(以下「引用商標」という。)は、「SECURE」の欧文字を横書きしてなり、平成6年5月17日に登録出願、第3類「歯磨き,せっけん類」を指定商品として、同9年1月31日に設定登録され、その後、同19年1月31日に商標権の存続期間が満了し、本商標権の抹消の登録が、同年10月3日になされているものである。 3 当審の判断 本願商標は、上記1のとおり、「SecureClean」の欧文字と「セキュアクリーン」の片仮名文字を二段に横書きしてなるところ、下段の片仮名文字部分は、上段の欧文字部分の読みを表したものと認識されるものである。 そして、その構成中、「Secure」の文字が「安全な」等の意味を有する語であり、「Clean」及び「クリーン」の文字が「清潔な,よごれていない」等の意味を有する語であって、後者が、本願の指定商品中、「殺菌効果を有する洗浄剤(製造工程用及び医療用のものを除く。)・その他の洗浄剤(製造工程用及び医療用のものを除く。)及びその他のせっけん類,歯磨き」の品質を表示する語として使用されているとしても、上段及び下段の構成各文字は、それぞれ同書、同大及び等間隔で外観上まとまりよく一体に表されており、殊更にいずれかをもって軽重の差があるとする理由も見出すことはできないものである。 また、本願商標より生ずると認められる「セキュアクリーン」の称呼も、格別冗長というべきものでなく、よどみなく一連に称呼し得るものであり、他に構成中の「Secure」及び「セキュア」の文字部分のみが独立して認識されるとみるべき特段の事情は見出せない。 そうとすると、本願商標は、構成全体をもって一体不可分の造語を表したものと認識し、把握されるとみるのが自然であるから、その構成文字全体に相応して、「セキュアクリーン」の称呼のみを生ずるものと判断するのが相当である。 したがって、本願商標より、「セキュア」の称呼をも生ずるとし、そのうえで、本願商標と引用商標とが称呼上類似するものとし、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとして拒絶した原査定は妥当でなく、取り消しを免れない。 その他、政令で定める期間内に、本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2007-12-21 |
出願番号 | 商願2005-118355(T2005-118355) |
審決分類 |
T
1
8・
262-
WY
(Y0103053541)
|
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 岩内 三夫 |
特許庁審判長 |
渡邉 健司 |
特許庁審判官 |
岩本 和雄 杉山 和江 |
商標の称呼 | セキュアクリーン、セキュア |
代理人 | 中村 仁 |