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審決分類 審判 査定不服 商4条1項11号一般他人の登録商標 取り消して登録 Y37
管理番号 1157258 
審判番号 不服2005-22383 
総通号数 90 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2007-06-29 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2005-11-21 
確定日 2007-05-01 
事件の表示 商願2005-5087拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、「RePro」の欧文字を横書きしてなり、第37類に属する願書記載のとおりの役務を指定役務として、平成17年1月25日に登録出願されたものである。

2 原査定の引用商標
原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第4075480号商標(以下「引用商標」という。)は、別掲のとおりの構成よりなり、平成8年2月7日に登録出願、第37類に属する商標登録原簿記載のとおりの役務を指定役務として、同9年10月31日に設定登録されたものである。

3 当審の判断
本願商標は、上記1のとおりの構成よりなり、その構成文字より「リプロ」又は「レプロ」の称呼を生ずるものというのが自然である。
他方、引用商標は、上記2のとおりの構成よりなり、その構成中、デザイン化された「Re・風呂」の文字部分は、常に図形部分と一体と見るべき理由はないから、独立して自他役務の識別標識となり得るものであり、該「Re・風呂」の文字と一体的に表された「リ・ブロ」の片仮名文字とあいまって、「リブロ」の称呼を生ずるものと認められる。
そこで、本願商標から生ずる「リプロ」の称呼と、引用商標から生ずる「リブロ」の称呼とを比較するに、両者は、共に3音という短い音構成よりなるものであるから、たとえ、「リ」と「ロ」の音が共通であるとしても、中間音の「プ」と「ブ」の音による差異が称呼全体に及ぼす影響は決して小さくなく、それぞれを一連に称呼するときは、語調、語感が異なり、互いに明確に聴別し得るというのが相当である。
また、「レプロ」の称呼と「リブロ」の称呼についても、その音構成の差異等から、互いに聞き誤るおそれはないというべきである。
さらに、外観についてみると、本願商標は、ゴシック体風の「RePro」の欧文字のみからなるものであるのに対し、引用商標は、円及び曲線を組み合わせてなる図形、「BATH COATING SYSTEMS」の欧文字、及び上記「Re・風呂」及び「リ・ブロ」の文字を配した構成よりなるものであるから、外観においても明らかに区別し得るものである。
そして、観念については、本願商標が特定の意味合いを有する既成語を表したものとは認められないことから、両者を比較することができない。
してみれば、本願商標と引用商標とは、外観、称呼及び観念のいずれの点からみても相紛れるおそれのない非類似の商標といわなければならない。
したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するという原査定の拒絶の理由をもって、本願を拒絶することはできない。
その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲 別掲 引用商標

審決日 2007-03-26 
出願番号 商願2005-5087(T2005-5087) 
審決分類 T 1 8・ 26- WY (Y37)
最終処分 成立  
前審関与審査官 小川 きみえ木村 一弘 
特許庁審判長 田代 茂夫
特許庁審判官 青木 博文
鈴木 雅也
商標の称呼 リプロ、レプロ 
代理人 亀川 義示 

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