ポートフォリオを新規に作成して保存 |
|
|
既存のポートフォリオに追加保存 |
|
PDFをダウンロード |
審決分類 |
審判 査定不服 商4条1項16号品質の誤認 取り消して登録 Y41 審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 取り消して登録 Y41 |
---|---|
管理番号 | 1148379 |
審判番号 | 不服2005-20865 |
総通号数 | 85 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2007-01-26 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2005-10-28 |
確定日 | 2006-12-13 |
事件の表示 | 商願2005-7151拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、標準文字で「和装礼道」の文字を横書きしてなり、第41類「着物着付けの教授,その他の知識の教授」を指定役務として、平成17年1月31日に登録出願されたものである。 2 原査定の拒絶の理由 原査定は、「本願商標は、『着物等日本風の服装』を意味する『和装』の文字と『礼儀』を意味する『礼』の文字と『人として踏み行うべきみち。道理』を意味する『道』の文字とを結合させた『和装礼道』の文字を標準文字で書してなるところ、全体として『着物等日本風の服装時の礼儀』の如き意味合いを容易に認識させるものであるから、これを本願指定役務中、例えば『着物等日本風の服装時の礼儀に関する知識の教授』等前記文字に照応する役務に使用しても、これに接する需要者は、単に役務の質を表示したものと認識するにとどまり、自他役務の識別標識としては認識できない。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記役務以外の役務に使用するときは、役務の質の誤認を生じさせるおそれがあるので、商標法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。 3 当審の判断 本願商標は、上記のとおりの構成よりなるところ、構成中「和装」、「礼」及び「道」の各文字は、それぞれ原審説示のとおりの意味合いを有する語として、それぞれ一般に理解、認識されているものであることから、本願商標の構成全体として、原審説示のような「着物等日本風の服装時の礼儀」といった意味合いが漠然と想起されることがあるとしても、これより直ちに本願指定役務の質や内容を表示するものであるということはできず、むしろ、特定の意味合いを有しない一種の造語を表したものとみるのが相当である。 また、当審において、職権をもって調査したが、「和装礼道」の文字が、本願の指定役務を取り扱う業界において、役務の質、内容等を表示するものとして取引上、普通に使用されている事実を発見することはできなかった。 してみれば、本願商標をその指定役務について使用しても、これに接する取引者、需要者は、役務の質等を表示したものと認識するとはいい得ず、本願商標は、自他役務識別力を有しないということはできない。かつ、これをその指定役務中のいずれの役務について使用しても、役務の質について誤認を生じさせるおそれはないというべきである。 したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号のいずれにも該当するものではないから、これを理由として本願を拒絶した原査定は取消しを免れない。 その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2006-11-22 |
出願番号 | 商願2005-7151(T2005-7151) |
審決分類 |
T
1
8・
13-
WY
(Y41)
T 1 8・ 272- WY (Y41) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 小田 昌子 |
特許庁審判長 |
田代 茂夫 |
特許庁審判官 |
青木 博文 小林 薫 |
商標の称呼 | ワソーレードー、ワソーライドー |
代理人 | 小田 治親 |