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審決分類 |
審判 査定不服 商4条1項16号品質の誤認 取り消して登録 Y01 審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 取り消して登録 Y01 |
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管理番号 | 1146668 |
審判番号 | 不服2005-2033 |
総通号数 | 84 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2006-12-22 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2005-02-04 |
確定日 | 2006-11-14 |
事件の表示 | 商願2004- 34284拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、「FUEL SYSTEM」の欧文字を標準文字により表してなり、第1類「化学品,工業用化学洗浄剤」を指定商品として、平成16年4月9日に登録出願されたものである。 2 原査定の拒絶の理由の要点 原査定は、「本願商標は、『FUEL SYSTEM』の文字を普通に用いられる方法で表示してなるものであるところ、該文字は、株式会社日刊工業新聞社発行『マグローヒル科学技術用語大辞典 改訂第3版』の『燃料装置』の項によれば、『燃料を蓄え、必要時に供給する装置。』を意味する『燃料装置』の英語表記と認められることからすると、これをその指定商品中、例えば『燃料装置内の燃料に使用するための添加剤,燃料装置を洗浄するための洗浄剤』に使用しても、これに接する取引者、需要者は、該商品が『燃料装置に使用するための商品』であることを理解するに止まり、単に商品の品質、用途を表示したものと認識するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるので、同法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。 3 当審の判断 本願商標は、前記1のとおり、「FUEL SYSTEM」の欧文字を書してなるところ、該文字が原審説示のように、マグローヒル科学技術用語大辞典において「燃料を蓄え、必要時に供給する装置」を意味する「燃料装置」の英語表記としての記載があるとしても、これが本願指定商品との関係において、商品の品質、用途等を端的に表してなるものとはいい難く、さらに、本願の指定商品を取り扱う業界において、該文字が商品の品質、用途等を表示するものとして普通に使用されている事実も見出し得なかった。 そうすると、本願商標は、これをその指定商品のいずれについて使用しても、商品の品質等を表示するものではなく、自他商品の識別標識としての機能を果たし得るものであり、また、商品の品質の誤認を生ずるおそれはないものと判断するのが相当である。 したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。 その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2006-11-01 |
出願番号 | 商願2004-34284(T2004-34284) |
審決分類 |
T
1
8・
272-
WY
(Y01)
T 1 8・ 13- WY (Y01) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 山田 啓之 |
特許庁審判長 |
山田 清治 |
特許庁審判官 |
堀内 仁子 小林 和男 |
商標の称呼 | フユーエルシステム、ヒューエルシステム、システム |
代理人 | 一色国際特許業務法人 |