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審決分類 審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 取り消して登録 Y05
管理番号 1139451 
審判番号 不服2005-7815 
総通号数 80 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2006-08-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2005-04-28 
確定日 2006-07-10 
事件の表示 商願2004-22997拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、別掲のとおりの構成よりなり、第5類「薬剤,歯科用材料,医療用腕環,医療用油紙,衛生マスク,オブラート,ガーゼ,カプセル,眼帯,耳帯,失禁用おしめ,人工受精用精液,生理帯,生理用タンポン,生理用ナプキン,生理用パンティ,脱脂綿,乳児用粉乳,乳糖,はえ取り紙,ばんそうこう,包帯,包帯液,防虫紙,胸当てパッド」を指定商品として、平成16年3月11日に登録出願されたものであるが、その後、指定商品については、原審における同年11月17日付け提出の手続補正書において、第5類「眼科用剤,眼帯」に補正されたものである。

2 原査定の拒絶理由
原査定は、「本願商標は、ややデザイン化しているものの「目(眼)」であることを容易に認識させる図形からなるものであるから、これを補正後の指定商品である「眼科用剤,眼帯」に使用しても、単に商品の品質、用途を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断
本願商標は、別掲のとおり、目をモチーフにした図形商標であるところ、そのデザイン化の程度、すなわち、二重まぶた及びカールがかった睫毛を線書きし、瞳を黒色と小豆色とに着色した縦長二重楕円形で表し、その前面を水色の物質で覆うように描き出している様子に特徴を有し、その様子から受けるといえるところの漫画的な目との観念ないし視覚上における知覚的な作用は大きく、その特徴を鮮明に記憶し印象づけて、商取引に資することができるといえる。
そして、本願の指定商品は、上記のとおり「眼科用剤,眼帯」に補正され、これとの関係からして、本願商標を付した商品が眼科用であるとの点を暗示させる場合があり得るとしても、上述の様子ないし特徴からして、その商品の品質、用途を直接的かつ具体的に表示するものと理解し把握されるとするのは困難であるというのが相当である。
そうすると、本願商標は、その指定商品に使用しても、単に商品の品質、用途を普通に用いられる方法で表示するにすぎないものではなく、自他商品識別標識としての機能を果たし得るものというべきである。
したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。
その他、政令で定める期間内に本願についての拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲 別掲
本願商標

審決日 2006-06-27 
出願番号 商願2004-22997(T2004-22997) 
審決分類 T 1 8・ 13- WY (Y05)
最終処分 成立  
前審関与審査官 大塚 順子 
特許庁審判長 高野 義三
特許庁審判官 井岡 賢一
岡田 美加
代理人 小谷 悦司 
代理人 川瀬 幹夫 

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