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審決分類 |
審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 取り消して登録 Y24 審判 査定不服 商4条1項16号品質の誤認 取り消して登録 Y24 |
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管理番号 | 1136512 |
審判番号 | 不服2005-4390 |
総通号数 | 78 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2006-06-30 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2005-03-11 |
確定日 | 2006-05-24 |
事件の表示 | 商願2004-7337拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、「AIRCLOTH」及び「エアークロス」の文字を二段に横書きしてなり、第24類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として、平成16年1月29日に登録出願されたものである。 そして、指定商品については、原審における平成16年10月5日付けの手続補正書により、第24類「織物,メリヤス生地,フェルト及び不織布,オイルクロス,ゴム引防水布,ビニルクロス,ラバークロス,レザークロス,ろ過布,シャワーカーテン,のぼり及び旗(紙製のものを除く。)」と補正されたものである。 2 原査定における拒絶の理由 原査定は、「本願商標は、『空気の布』の意味を有する英語の『AIRCLOTH』の文字の下部に『エアークロス』の文字を二段に併記したものであるから、本願指定商品中、材質が『布・クロス』の商品に使用したときは、それが『空気を内部に取り入れた布』であることを需要者は認識するに止まり、単に商品の品質・構造を表示したにすぎないから、このようなものは自他商品の識別機能を有する商標とは認められない。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるから、商標法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。 3 当審の判断 本願商標は、上記のとおりの構成よりなるところ、これよりは、原審説示のような意味合いを直ちに認識し、理解するとはいい難いものである。 また、当審において職権をもって調査するも、「AIRCLOTH」及び「エアークロス」の文字が本願の指定商品の品質等を表示するものとして、取引上普通に使用されている事実は発見することができなかった。 そうとすれば、本願商標は、その指定商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を十分に果たし得るものであり、また、その指定商品中のいずれの商品に使用しても、商品の品質について誤認を生じさせるおそれもないものと判断するのが相当である。 したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして本願を拒絶した原査定は妥当でなく、取り消しを免れない。 その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2006-05-08 |
出願番号 | 商願2004-7337(T2004-7337) |
審決分類 |
T
1
8・
272-
WY
(Y24)
T 1 8・ 13- WY (Y24) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 飯塚 隆 |
特許庁審判長 |
小川 有三 |
特許庁審判官 |
矢代 達雄 大森 健司 |
商標の称呼 | エアークロス、エアー、エイアイアアル |
代理人 | 中川 博司 |
代理人 | 岩井 智子 |
代理人 | 松本 尚子 |
代理人 | 山田 威一郎 |