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この審決には、下記の判例・審決が関連していると思われます。
審判番号(事件番号) データベース 権利
不服2008269 審決 商標
不服200916493 審決 商標

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審決分類 審判 査定不服 観念類似 登録しない Y43
審判 査定不服 称呼類似 登録しない Y43
審判 査定不服 外観類似 登録しない Y43
管理番号 1131115 
審判番号 不服2004-14532 
総通号数 75 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2006-03-31 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2004-07-12 
確定日 2006-01-20 
事件の表示 商願2003-57317拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。
理由 1 本願商標
本願商標は、「DININGCAFECAMELLIA」の欧文字を横書きしてなり、第43類「飲食物の提供」を指定役務として、平成15年7月9日に登録出願されたものである。

2 原査定の引用商標
原査定において、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして、拒絶の理由に引用した 登録第3033569号商標(以下「引用商標」という。)は、「CAMELLIA」の欧文字を横書きしてなり、平成4年9月21日に登録出願、第42類「アルコール飲料を主とする飲食物の提供」を指定役務として、同7年3月31日に設定登録、同17年8月19日に商標権存続期間の更新登録がされたものである。

3 当審の判断
本願商標は、上記1のとおり「DININGCAFECAMELLIA」の欧文字を横書きしてなるところ、その構成前半の「DININGCAFE」の文字部分は、請求人も認めるように「食事のできるコーヒー店」を意味合いを看取させるものであって、本願指定役務に関連する業界においては、その役務の提供の場所を表すものとして、普通に使用されている語にすぎないものと認められる一方、構成後半の「CAMELLIA」の文字部分は、「ツバキ」を意味する英語として、一般に知られ、親しまれているものであり、その指定役務との関係においても強い識別力を有する語であると認められるものである。
そうとすれば、本願商標の文字構成にあっては、「DININGCAFE」の文字と「CAMELLIA」の文字とは、軽重・主従の関係が強く、しかも、本願商標の構成文字全体から生ずる「ダイニングカフェカメリア」の称呼も11音構成とやや冗長なものであるから、簡易迅速を尊ぶ取引の場において、本願商標に接する取引者、需要者は、強い識別力を有する「CAMELLIA」に着目して、該文字部分をもって取引に当たることも決して少なくないというべきである。
してみれば、本願商標は、その全体の構成文字より生ずる「ダイニングカフェカメリア」の称呼、及び、「食事のできるコーヒー店ツバキ」の観念のほか、「CAMELLIA」の文字部分に相応する「カメリア」の簡略した称呼、及び、「ツバキ」の観念をも生ずるものといわなければならない。
他方、引用商標は、上記2のとおり「CAMELLIA」の欧文字を横書きしてなるものであるから、該構成文字に相応して、「カメリア」の称呼、及び、「ツバキ」の観念が生ずるものである。
したがって、本願商標と引用商標とは、外観上の差異を考慮してもなお、「カメリア」の称呼及び「ツバキ」の観念を共通にする類似の商標であり、かつ、本願商標の指定役務は、引用商標の指定役務と同一又は類似の役務を含むものであるから、結局、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当であって、取り消すことはできない。
なお、請求人は、過去の登録例を挙げて述べるところがあるが、それらは、本件とは事案を異にするものであるから、採用することができない。
よって、結論のとおり審決する。
審理終結日 2005-11-21 
結審通知日 2005-11-25 
審決日 2005-12-06 
出願番号 商願2003-57317(T2003-57317) 
審決分類 T 1 8・ 263- Z (Y43)
T 1 8・ 262- Z (Y43)
T 1 8・ 261- Z (Y43)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 神田 忠雄 
特許庁審判長 柳原 雪身
特許庁審判官 山本 良廣
半田 正人
商標の称呼 ダイニングカフェカメリア、カメリア、キャメリア 
代理人 武政 善昭 

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