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審決分類 |
審判 査定不服 称呼類似 取り消して登録 Y2425 |
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管理番号 | 1127637 |
審判番号 | 不服2004-20546 |
総通号数 | 73 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2006-01-27 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2004-10-05 |
確定日 | 2005-12-13 |
事件の表示 | 商願2003- 38089拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、「クロスビー」の片仮名文字と「CLOSBY」の欧文字とを二段に書してなり、第24類及び第25類に属する願書記載の商品を指定商品として、平成15年5月12日に登録出願されたものであるが、同年12月15日付けの手続補正書により、第24類「織物,メリヤス生地,フェルト及び不織布,オイルクロス,ゴム引防水布,ビニルクロス,ラバークロス,レザークロス,ろ過布,布製身の回り品,ふきん,かや,敷布,布団,布団カバー,布団側,まくらカバー,毛布,シャワーカーテン,ビリヤードクロス,のぼり及び旗(紙製のものを除く。)」及び第25類「被服,ガーター,靴下止め,ズボンつり,ベルト,履物,運動用特殊衣服,運動用特殊靴」と補正されたものである。 2 引用商標 原査定において、本願の拒絶の理由に引用された登録第4241276号商標(以下「引用商標1」という。)は、「クロスビーズ」の片仮名文字を横書きしてなり、平成8年5月27日登録出願、第28類「遊戯用器具,将棋用具,おもちゃ,愛玩動物用おもちゃ,運動用具,スキーワックス,釣り具」を指定商品として、同11年2月19日に設定登録されたものである。 同じく、登録第4241277号商標(以下「引用商標2」という。)は、別掲のとおりの構成よりなり、平成8年5月27日登録出願、第28類「遊戯用器具,将棋用具,おもちゃ,愛玩動物用おもちゃ,運動用具,スキーワックス,釣り具」を指定商品として、同11年2月19日に設定登録されたものである。 3 当審の判断 本願商標は、前記のとおり「クロスビー」及び「CLOSBY」の文字よりなるところ、その構成文字に相応して「クロスビー」の称呼を生ずるものと認められる。 これに対し、引用商標1及び2は、前記のとおりの構成よりなるところ、その構成文字に相応して「クロスビーズ」の称呼を生ずるものである。 そこで、本願商標と引用商標1及び2との類否について検討するに、本願商標から生ずる「クロスビー」の称呼と引用商標1及び2から生ずる「クロスビーズ」の称呼との比較においては、両者は語尾における「ズ」の音の有無に差異を有するものであり、長音を含めて前者が5音、後者が6音という比較的短い音構成において、この差異が両称呼の全体に及ぼす影響は大きく、それぞれを一連に称呼するときは、前者が一気に称呼し得るのに対して、後者は「クロス」と「ビーズ」とが2音節風に区切りをもって称呼されるので、「ズ」の音も明瞭に聴取されることから、語感、語調が相違し、互いに聴き誤るおそれはないというべきである。 また、本願商標と引用商標1及び2とは、前記の構成よりみて、外観上十分に区別し得るものであり、観念においても、両者共に特定の意味合いを認識させない造語であるから、比較し得ないものである。 したがって、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとして拒絶した原査定は妥当でなく、取消しを免れない。 その他、政令で定める期間内に、本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
別掲 |
別掲 引用商標2 |
審決日 | 2005-11-28 |
出願番号 | 商願2003-38089(T2003-38089) |
審決分類 |
T
1
8・
262-
WY
(Y2425)
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最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 井岡 賢一、板谷 玲子 |
特許庁審判長 |
小林 薫 |
特許庁審判官 |
長柄 豊 寺光 幸子 |
商標の称呼 | クロスビー |