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審決分類 |
審判 査定不服 商4条1項16号品質の誤認 取り消して登録 Z03 審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 取り消して登録 Z03 |
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管理番号 | 1127551 |
審判番号 | 不服2002-23626 |
総通号数 | 73 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2006-01-27 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2002-12-09 |
確定日 | 2005-11-28 |
事件の表示 | 商願2000-75293拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、「四万十地下深層水」の文字を標準文字で表してなり、第3類に属する願書記載の商品を指定商品として、平成12年7月6日に登録出願されたものである。 2 原査定の拒絶の理由の要点 原査定は、「本願商標は、清流として知られている高知県西部を流れる川の『四万十川』を認識させる『四万十』の文字と『地下深層水』の文字とを『四万十地下深層水』と一連に書してなり、これをその指定商品中、例えば四万十川の地下深層水から作られた化粧水等に使用するときは、単に当該商品が四万十川の地下深層水から作られた化粧品であるということ、すなわち商品の品質を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるので、商標法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。 3 当審の判断 本願商標は、前記のとおりの構成よりなるところ、構成中前半部の「四万十」の文字が「四万十川」を認識させる場合があるとしても、該文字と「地下深層水」の文字を一連に表した「四万十地下深層水」の文字より原審説示のような意味合いを直ちに看取し得るものとはいい難く、むしろ一種の造語として認識・把握されるとみるのが相当である。 また、当審において職権をもって調査するも、本願の指定商品を取り扱う業界において、「四万十地下深層水」の文字が商品の品質を表示するためのものとして、普通に使用されている事実を見出すことができなかった。 してみると、本願商標は、商品の品質を表すものとして認識され得るものではなく、これをその指定商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を果たし得るものであり、かつ、商品の品質の誤認を生じさせるおそれもないものである。 したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は、妥当ではなく、取消しを免れない。 その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2005-11-04 |
出願番号 | 商願2000-75293(T2000-75293) |
審決分類 |
T
1
8・
13-
WY
(Z03)
T 1 8・ 272- WY (Z03) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 渡口 忠次、藤平 良二 |
特許庁審判長 |
柴田 昭夫 |
特許庁審判官 |
堀内 真一 岩崎 良子 |
商標の称呼 | シマントチカシンソースイ、シマントチカシンソー |
代理人 | 鈴木 ハルミ |