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審決分類 |
審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 取り消して登録 Y03052932 審判 査定不服 商4条1項16号品質の誤認 取り消して登録 Y03052932 |
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管理番号 | 1126004 |
審判番号 | 不服2004-7910 |
総通号数 | 72 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2005-12-22 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2004-04-19 |
確定日 | 2005-11-07 |
事件の表示 | 商願2003-28581拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標は、「デイユース」の片仮名文字を標準文字をもって書してなり、第3類、第5類、第29類及び第32類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として、平成15年4月9日に登録出願されたものである。 2 原査定の拒絶の理由 原査定は、「本願商標は、例えばホテル・日本旅館等の部屋について稼働率を向上させることを目的として日中のみを利用するプランであること、あるいは各種の商品であって主に日中に使用される商品であること等を表示する語として一般に使用されている『デイユース』の文字を標準文字により表してなるものであるが、これよりはその指定商品との関係において日中のみ使用される商品であるとの意味合いを想起させるものであるから、これを本願の各指定商品中上記の意味合いに照応する商品に使用しても、主に日中に使用するための商品であることの用途・品質等を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは商品の品質について誤認を生じさせるおそれがあるから、同法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。 3 当審の判断 本願商標は、前記のとおり、「デイユース」の文字よりなるところ、当該文字が、原審説示のとおり、宿泊施設との関係において「日中のみの利用」又は「日中に使用される商品」等の意味を有する語として使用されているので、日中のみ使用される商品であることの意味合いを想起するとしても、本願商標の指定商品との関係において、これが、特定の商品の用途、品質等を直接的、かつ、具体的に表示したものともいえないものである。 また、当審において、職権をもって調査するも、「デイユース」の語が、本願の指定商品を取り扱う業界において、商品の用途、品質等を具体的に表示するものとして、取引上、普通に使用されていることを示す事実も発見できなかった。 そうすると、本願商標は、特定の意味合いを有しない一種の造語として認識されるものとみるのが相当である。 してみれば、本願商標は、これをそのいずれの指定商品に使用しても、商品の品質を表示するものではなく、自他商品識別標識としての機能を十分に果たし得るものであり、かつ、商品の品質について誤認を生じさせるおそれはないものである。 したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当なものでなく、取消しを免れない。 その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2005-10-25 |
出願番号 | 商願2003-28581(T2003-28581) |
審決分類 |
T
1
8・
272-
WY
(Y03052932)
T 1 8・ 13- WY (Y03052932) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 旦 克昌 |
特許庁審判長 |
中村 謙三 |
特許庁審判官 |
津金 純子 久我 敬史 |
商標の称呼 | デイユース |
代理人 | 川瀬 幹夫 |
代理人 | 小谷 悦司 |