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審決分類 |
審判 査定不服 称呼類似 取り消して登録 Y12 審判 査定不服 観念類似 取り消して登録 Y12 |
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管理番号 | 1123229 |
審判番号 | 不服2003-20483 |
総通号数 | 70 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2005-10-28 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2003-10-21 |
確定日 | 2005-09-21 |
事件の表示 | 商願2002-84151拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、別掲のとおりの構成よりなり、第12類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として、平成14年10月3日に登録出願されたものである。 2 引用商標 原査定において、本願商標の拒絶の理由に引用した登録第2445437号商標(以下「引用商標」という。)は、「デシベル」の片仮名文字を横書きしてなり、平成元年8月22日に登録出願、第12類に属する商標登録原簿記載のとおりの商品を指定商品として同4年8月31日に設定登録されたものである。 その後、同14年5月14日に商標権存続期間の更新登録がされ、同16年2月4日に指定商品を第6類、第9類、第12類、第13類、第19類及び第22類に属する商標登録原簿記載のとおりの商品とする書換登録がなされたものである。 3 当審の判断 本願商標は、前記1のとおりであり、欧文字をデザイン化したと思しき図形と「dB」及び「decibel」の欧文字とをさほど間隔を置かずに、全体的に湾曲させて表してなるところ、これらはまとまりよく一体的に連なって表されているものである。 これに対し、引用商標は、「デシベル」の文字よりなるものである。 そこで、本願商標と引用商標とを比較するに、両者は、外観においては明らかに区別し得る差異を有するものと認められる。 つぎに、称呼及び観念についてみるに、本願商標構成中の「decibel」の文字は「デシベル」と読まれ、「音の強さなどの比を表すのに用いる単位」などの意を連想、想記することがあるとしても、本願商標の全体の構成よりみて、該文字にのみ注目して取引に資されるものとは考え難く、「デシベル」の称呼及び「音の強さなどの比を表すのに用いる単位」などの観念のみを生ずることはないものとみるのが相当である。 してみれば、引用商標から、「デシベル」の称呼、「音の強さなどの比を表すのに用いる単位」などの観念が生ずるとしても、本願商標からは、それらの称呼、観念のみを生ずるということはできず、両商標の類否について総合的に検討しても、両者を出所の混同のおそれのある類似のものということはできないというべきである。 したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定の理由をもって、本願を拒絶することができない。 その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
別掲 |
別 掲 本願商標 |
審決日 | 2005-08-22 |
出願番号 | 商願2002-84151(T2002-84151) |
審決分類 |
T
1
8・
262-
WY
(Y12)
T 1 8・ 263- WY (Y12) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 久保田 正文、半田 正人 |
特許庁審判長 |
小林 薫 |
特許庁審判官 |
井出 英一郎 寺光 幸子 |
商標の称呼 | デイビイデシベル、デシベル、エイブイビイ |
代理人 | 吉田 精孝 |