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審決分類 |
審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 取り消して登録 Y03 審判 査定不服 商4条1項16号品質の誤認 取り消して登録 Y03 |
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管理番号 | 1108209 |
審判番号 | 不服2003-20882 |
総通号数 | 61 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2005-01-28 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2003-10-27 |
確定日 | 2004-12-01 |
事件の表示 | 商願2002- 48432拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、「ハイドロポリッシュ」の片仮名文字及び「HYDRO POLISH」の欧文字を上下二段に書してなり、第3類「せっけん類,化粧品,香料類」を指定商品として、平成14年6月11日に登録出願されたものである。 2 原査定の拒絶の理由の要点 原査定は、「本願商標は、『ハイドロポリッシュ』『HYDRO POLISH』の文字を書してなるところ、構成中の『ハイドロ』『HYDRO』の文字部分は『水の、水』等の意味で指定商品との関係では『液状』のものをいうものと認められ、また、『ポリッシュ』『POLISH』の文字部分は『磨く、光沢、つや』等の意味を有し、化粧品の業界においても、光沢やつやをだす商品を『リップポリッシュ、ネイルポリッシュ』というように使用されているから、これを本願指定商品中液状のリップポリッシュ、液状のネイルポリッシュ、光沢・つや出し・研磨効果を有する液状の洗浄剤等に使用しても、単に商品の品質を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるので、商標法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。 3 当審の判断 本願商標は、その構成前記したとおり、「ハイドロポリッシュ」及び「HYDRO POLISH」の文字を二段に横書きしてなるものであるところ、その構成中の「ハイドロ」、「HYDRO」及び「ポリッシュ」、「POLISH」の各文字(語)が、それぞれ「水の、水」、「磨く、光沢、つや」等の意味を有する語としても、これら両文字(語)を一体に表した文字全体からは、原審において説示する如き意味合いをもって指定商品の品質を具体的に表示するものと直ちに理解されるとはいい難いものである。そして、本願の指定商品の分野において、かかる意味合いで特定の商品について、その用途、品質等を表示するものとして取引上普通に使用されている事実も見出すことができなかった。 以上によれば、本願商標をその指定商品について使用した場合、全体として一種の造語を表したものとみるのが相当であり、商品の出所を識別するための標識として機能し得ないものということはできないし、また、その品質について誤認を生じさせるおそれもないというべきである。 したがって、本願商標は商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとはいえないから、これを理由に本願を拒絶すべきものとすることはできない。 その他、政令で定める期間内に本願について拒絶をすべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2004-11-10 |
出願番号 | 商願2002-48432(T2002-48432) |
審決分類 |
T
1
8・
13-
WY
(Y03)
T 1 8・ 272- WY (Y03) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 高山 勝治 |
特許庁審判長 |
田辺 秀三 |
特許庁審判官 |
高野 義三 大橋 信彦 |
商標の称呼 | ハイドロポリッシュ、ポリッシュ、ヒドロポリッシュ |