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審決分類 審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 取り消して登録 Z03
審判 査定不服 商4条1項16号品質の誤認 取り消して登録 Z03
管理番号 1091759 
審判番号 不服2001-18300 
総通号数 51 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2004-03-26 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2001-10-11 
確定日 2004-02-04 
事件の表示 商願2000-102292拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、「モイストバス」の片仮名文字と「MOIST BATH」の欧文字を二段に横書きしてなり、第3類「せっけん類,香料類,化粧品,歯磨き」を指定商品として平成12年9月19日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点
原査定は、「本願商標は、指定商品との関係では『肌にしっとりとした潤いを与える浴用の商品』の如き意味合いを表すものと容易に看取される『モイストバス』、『MOIST BATH』の文字を併記してなるものであるから、これを、本願の指定商品中、該文字に照応する商品、例えば「肌にしっとりとした潤いを与える浴用化粧品・浴用せっけん」等に使用しても、単に商品の品質、用途を表示するにすぎないものと認める。したがって、この商標登録出願に係る商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるので、商標法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断
本願商標は、前記のとおりの構成よりなるところ、原審説示のように「肌にしっとりとした潤いを与える浴用の商品」のごとき意味合い看取させる場合があるとしても、それが、特定の商品又は商品の品質等を具体的に表示するものとして直ちに理解できるものともいい難いものであり、指定商品との関係においても、その商品の品質等を直接的に表しているものとは認め難い。
そして、当審において職権をもって調査するも、「モイストバス」及び「MOIST BATH」の文字が、本願指定商品の品質等を表示するものとして、本願指定商品を取り扱う業界において取引上普通に使用されている事実は見いだせなかった。
してみれば、本願商標は、その商品の品質等を表示する文字よりなるものとは言い難く、また、これをその指定商品に使用しても、商品の品質について誤認を生じさせるおそれがあるということもできない。
したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号、同法第4条第1項第16号に該当するとして本願を拒絶した原査定は妥当ではなく、取り消しを免れない。
その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
審決日 2003-12-25 
出願番号 商願2000-102292(T2000-102292) 
審決分類 T 1 8・ 272- WY (Z03)
T 1 8・ 13- WY (Z03)
最終処分 成立  
前審関与審査官 伊藤 三男 
特許庁審判長 滝沢 智夫
特許庁審判官 宮川 久成
早川 真規子
商標の称呼 モイストバス 
代理人 石津 義則 

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