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審決分類 |
審判 査定不服 商3条1項6号 1号から5号以外のもの 取り消して登録 Z05 審判 査定不服 商4条1項16号品質の誤認 取り消して登録 Z05 |
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管理番号 | 1073736 |
審判番号 | 不服2001-38 |
総通号数 | 40 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2003-04-25 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2001-01-04 |
確定日 | 2003-03-26 |
事件の表示 | 平成11年商標登録願第87013号拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、「ホメオパシー研究所」の文字を標準文字により書してなり、第5類「薬剤,歯科用材料,医療用腕環,医療用油紙,衛生マスク,オブラート,ガーゼ,カプセル,眼帯,耳帯,失禁用おしめ,人工受精用精液,生理帯,生理用タンポン,生理用ナプキン,生理用パンティ,脱脂綿,乳児用粉乳,乳糖,はえ取り紙,ばんそうこう,包帯,包帯液,防虫紙,胸当てパッド」を指定商品として、平成11年9月27日に登録出願されたものである。 2 原査定の拒絶理由 原査定において、「本願商標は、『同種(類似)療法』を意味する英語『homeopathy』の表音『ホメオパシー』の文字と『研究所』の文字を組み合わせ、『ホメオパシー研究所』と普通に用いられる方法で表してなるものであるから、全体より『同種療法について研究している場所』であることを認識させるにすぎず、これを本願指定商品中「薬剤」に使用しても、これに接する需要者が、何人かの業務に係る商品であることを認識することができないものであると認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第6号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるので、商標法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。 3 当審の判断 本願商標は、「ホメオパシー研究所」の文字よりなるところ、その構成中の「ホメオパシー」の文字が原審説示の如き意味合いがあるとしても、殊更、これを「研究所」の文字と分断して観察すべきではなく、同書・同大の文字を一連にまとまりよく書された全体の構成からしても、出願人(請求人)の商号の略称を表示したものと看取されるというのが相当である。 そして、本願商標は、これをその指定商品中「薬剤」について使用しても、自他商品を識別する標識としての機能を十分に果たし得るものであって、また、これをその指定商品中の「薬剤」以外の商品について使用しても、商品の品質について誤認を生じさせるおそれはないものというべきである。 したがって、本願商標が商標法第3条第1項第6号及び第4条第1項第16号に該当するとした原査定は、妥当でなく、取り消しを免れない。 その他、本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2003-03-12 |
出願番号 | 商願平11-87013 |
審決分類 |
T
1
8・
16-
WY
(Z05)
T 1 8・ 272- WY (Z05) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 野上 サトル |
特許庁審判長 |
大橋 良三 |
特許庁審判官 |
佐藤 達夫 高野 義三 |
商標の称呼 | ホメオパシーケンキュージョ、ホメオパシー |
代理人 | 宇高 克己 |