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審決分類 |
審判 査定不服 称呼類似 登録しない Z09 |
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管理番号 | 1073638 |
審判番号 | 不服2001-8966 |
総通号数 | 40 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2003-04-25 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2001-05-28 |
確定日 | 2003-02-24 |
事件の表示 | 商願2000-2237拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、別掲(1)に示すとおりの構成よりなり、第9類「配電用又は制御用機械器具,電気通信機械器具の部品及び付属品,電子応用機械器具及びその部品」を指定商品として、平成12年1月17日に登録出願されたものである。 2 引用商標 原査定において、拒絶の理由に引用した登録第3311322号商標(以下「引用商標」という。)は、別掲(2)に示すとおりの構成よりなり、平成4年7月6日に登録出願され、第9類「コード,電子計算機(中央処理装置及び電子計算機用プログラムを記憶させた電子回路・磁気ディスク・磁気テープ,その他の周辺機器を含む。),業務用テレビゲーム機,映写フィルム,スライドフィルム,スライドフィルム用マウント,録画済みビデオディスク及びビデオテープ,家庭用テレビゲームおもちゃ」を指定商品として、平成9年5月23日に設定登録されたものである。 3 当審の判断 本願商標は、別掲(1)に示すとおり、図形部分とその左側に「光る」「繋がる」「加速する」「aIC」の文字を4段に書してなるものであり、「光る」「繋がる」「加速する」の文字部分に比して「aIC」の文字部分は、その文字も大きく、やや図案化されて表されている。 そして、その図形部分と文字部分は視覚上分離して認識されるばかりでなく、これらを常に一体としてとらえなければならない特段の事情も認められないこと、及び本願商標の構成文字全体から生ずる「ヒカルツナガルカソクスルエイアイシー」の称呼は18音と極めて冗長にわたるものといえることから、文字が大きく、やや図案化し、顕著に表された「aIC」の文字部分をもって、独立して自他商品の識別標識と捉え、これより生ずる称呼をもって取引に資する場合も多いとみるのが相当である。 したがって、本願商標は、「aIC」の文字部分より、単に「エイアイシー」の称呼をも生ずるものといわなければならない。 他方、引用商標は、別掲(2)に示すとおりの構成のものであって、「aIC」の欧文字を図案化したものと容易に看取できるから、これより「エイアイシー」の称呼が生ずるものと認められる。 してみれば、本願商標と引用商標は、外観上相違し、観念上比較すべくもないとしても、「aIC」の構成文字を自他商品識別力を有する主要部としている点において共通し、「エイアイシー」の称呼を同じくする類似の商標とみるのが相当であり、かつ、本願商標の指定商品は、引用商標の指定商品中に包含されているものである。 したがって、本願商標は、商標法第4条第1項第11号に該当し、登録することはできない。 よって、結論のとおり審決する。 |
別掲 |
別掲 (1)本願商標 (色彩については原本を参照されたい) (2)引用商標2 |
審理終結日 | 2002-11-28 |
結審通知日 | 2002-12-20 |
審決日 | 2003-01-10 |
出願番号 | 商願2000-2237(T2000-2237) |
審決分類 |
T
1
8・
262-
Z
(Z09)
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最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 中村 謙三、鈴木 慶子 |
特許庁審判長 |
上村 勉 |
特許庁審判官 |
梶原 良子 鈴木 新五 |
商標の称呼 | エイアイシイ、エーアイシー、アイク、ヒカル、ツナガル、カソクスル |
代理人 | 山川 茂樹 |
代理人 | 山川 政樹 |
代理人 | 黒川 弘朗 |