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審決分類 審判 全部申立て  登録を維持 Z07
審判 全部申立て  登録を維持 Z07
管理番号 1071085 
異議申立番号 異議2001-90652 
総通号数 38 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標決定公報 
発行日 2003-02-28 
種別 異議の決定 
異議申立日 2001-08-22 
確定日 2002-12-11 
異議申立件数
事件の表示 登録第4476609号商標の商標登録に対する登録異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 登録第4476609号商標の商標登録を維持する。
理由 1 本件商標
本件登録第4476609号商標(以下「本件商標」という。)は、「POWER MAX」と「パワーマックス」の文字を二段に横書きしてなり、平成12年1月25日に登録出願、第7類「エアーコンプレッサー,その他の風水力機械器具並びにその部品及び附属品,エアコンプレッサー用増圧器」を指定商品として、同13年5月25日に設定登録されたものである。

2 登録異議の申立ての理由(要旨)
(1)本件商標は、「MAX」と「マックス」の文字を二段に横書きしてなる商標登録第4431488号に係る商標(以下「引用商標」という。)と「マックス」の称呼を共通する類似のものである。また、指定商品においても同一又は類似のものであり、商標法第4条第1項第11号に該当する。
(2)引用商標は、登録異議申立人(以下「申立人」という。)の商標として、広く一般に知られているから、これと類似する本件商標がその指定商品について使用された場合、申立人の業務に係る商品と混同を生ずるおそれがあるものであり、商標法第4条第1項第15号に該当する。

3 当審の判断
本件商標は、上記の文字よりなるものであって、これより「力が最大限」との意味合いが自然に想起され、取引者、需要者に一連不可分の一種の造語を表す商標として把握、認識され、「パワーマックス」とのみ称呼されるものとみるのが相当である。
そうしてみると、「マックス」が申立人の著名な略称といえるものであり、申立人がエアコンプレッサーの分野において、我が国でシェアが1位であって、これらの商品に「MAX」「マックス」の文字を表す商標を使用して知られており、また、「POWER」「パワー」が、「力のある、強力な、動力付」などの商品の品質を表す語として使用される場合があることを考慮しても、本件商標は、その構成中の「MAX」「マックス」の文字部分が全体より分離して主要な識別標識として取引者、需要者に認識されることはないものといわざるを得ない。
してみれば、本件商標から単なる「マックス」の称呼を生ずるものとし、そのうえで本件商標と引用商標とが称呼において類似するものとする申立人の主張は採用できない。
また、本件商標は、一連不可分の一種の造語を表すものであって、申立人が使用の「MAX」「マックス」の文字を表す商標とは、その外観、称呼及び観念のいずれにおいても紛らわしいところのない別異の商標というべきであるから、これを本件商標の指定商品に使用しても、申立人の業務に係る商品と混同を生ずるおそれのないものである。
したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号及び同第15号に違反して登録されたものでないから、同法第43条の3第4項の規定により、その登録を維持すべきである。
よって、結論のとおり決定する。
異議決定日 2002-11-25 
出願番号 商願2000-4428(T2000-4428) 
審決分類 T 1 651・ 271- Y (Z07)
T 1 651・ 26- Y (Z07)
最終処分 維持  
前審関与審査官 小林 和男椎名 実 
特許庁審判長 上村 勉
特許庁審判官 小池 隆
鈴木 新五
登録日 2001-05-25 
登録番号 商標登録第4476609号(T4476609) 
権利者 株式会社フクハラ
商標の称呼 パワーマックス、マックス、エムエイエックス、エムエーエックス 
代理人 小谷 武 

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