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審決分類 審判 査定不服 称呼類似 取り消して登録 Z10
管理番号 1068066 
審判番号 審判1999-15154 
総通号数 36 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2002-12-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 1999-09-16 
確定日 2002-11-27 
事件の表示 平成 9年商標登録願第172288号拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、「SYNAPSE」の欧文字を横書きしてなり、第10類「医療用機械器具,氷まくら,三角きん,支持包帯,手術用キャットガット,吸い飲み,スポイト,乳首,氷のう,氷のうつり,ほ乳用具,魔法ほ乳器,綿棒,指サック,避妊用具,人工鼓膜用材料,補綴充てん用材料(歯科用のものを除く。),耳栓,医療用手袋,家庭用電気マッサージ器,しびん,病人用便器,耳かき」を指定商品として、平成9年10月29日に登録出願されたものであるが、その後、指定商品については、同11年12月27日付け提出の手続補正書において、「医療用機械器具,しびん,病人用便器,耳かき」と補正されたものである。

2 引用商標
原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第2085546号商標(以下「引用商標」という。)は、「シナプスバンド」の片仮名文字を横書きしてなり、昭和61年1月24日登録出願、第10類「理化学機械器具(電子応用機械器具に属するものを除く)光学機械器具(電子応用機械器具に属するものを除く)写真機械器具、映画機械器具、測定機械器具(電子応用機械器具に属するものおよび電気磁気測定器を除く)医療機械器具、これらの部品および附属品(他の類に属するものを除く)写真材料」を指定商品として、同63年10月26日に設定登録され、その後、平成10年8月11日に存続期間の更新登録がなされ、現に有効に存続しているものである。

3 当審の判断
引用商標は、「シナプスバンド」の片仮名文字よりなるところ、同じ書体、同じ大きさ、同じ間隔で、外観上まとまりよく一体に表現されていて、しかも、全体をもって称呼してもよどみなく一連に称呼できるものである。
そして、構成中の「バンド」の文字部分が、たとえ、「ひも、縄」等を意味する語であるとしても、かかる構成においては特定の商品又は商品の品質、用途等を具体的に表示するものとして直ちに理解できるものともいい難いところであるから、むしろ構成全体をもって一体不可分のものと認識し把握されるとみるのが自然である。
そうすると、引用商標は、その構成文字全体に相応して、「シナプスバンド」の称呼のみを生ずるものと判断するのが相当である。
したがって、引用商標より、「シナプス」の称呼をも生ずるとし、そのうえで、両商標が称呼上類似するものとして、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、取消しを免れない。
また、商標登録原簿の記載によれば、原査定において引用した登録第2134169号商標は、平成11年4月28日、登録第2193703号商標は、平成11年12月25日、登録第2085545号商標は、平成10年10月26日存続期間満了により、それぞれの商標権が、消滅しているものである。
さらに、本願商標は、その指定商品について前記1のとおり補正された結果、原査定において引用した登録第2053105号商標、同第2509052号商標、同第2533600号商標及び同第2686351号の指定商品との同一又は類似の商品は、全て削除され、本願の指定商品は、上記4件の引用登録商標の指定商品とは類似しない商品になったと認められるものである。
その他、本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
審決日 2002-11-07 
出願番号 商願平9-172288 
審決分類 T 1 8・ 252- WY (Z10)
最終処分 成立  
前審関与審査官 岡田 美加 
特許庁審判長 茂木 静代
特許庁審判官 井岡 賢一
瀧本 佐代子
商標の称呼 シナプス、サイナプス 
代理人 本宮 照久 
代理人 藤野 育男 
代理人 加藤 伸晃 
代理人 越智 隆夫 
代理人 岡部 正夫 
代理人 朝日 伸光 
代理人 高梨 憲通 
代理人 産形 和央 
代理人 吉澤 弘司 
代理人 岡部 讓 
代理人 臼井 伸一 
代理人 高橋 誠一郎 

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