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審決分類 審判 査定不服 称呼類似 登録しない Z3233
管理番号 1061670 
審判番号 不服2000-1677 
総通号数 32 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2002-08-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2000-02-10 
確定日 2002-06-18 
事件の表示 平成 9年商標登録願第183160号拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。
理由 1 本願商標
本願商標は、別掲(1)のとおりの構成よりなり、第32類「ビール,清涼飲料,果実飲料,飲料用野菜ジュース,乳清飲料,ビール製造用ホップエキス」、第33類「日本酒,洋酒,果実酒,中国酒,薬味酒」を指定商品として、平成9年12月8日に登録出願されたものである。

2 引用商標
原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第2166023号商標は、「MAGIC」の欧文字を横書きしてなり、昭和61年9月2日登録出願、第31類「調味料、香辛料、食用油脂、乳製品」を指定商品として、平成1年8月31日に設定登録されたものであるが、その後、平成11年8月31日に商標権の存続期間の満了により消滅し、その抹消の登録が平成12年5月17日にされているものである。
同じく、原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第2699096号商標(以下「引用商標」という。)は、別掲(2)のとおりの構成よりなり、「マジック」の文字を横書きしてなり、昭和62年3月31日登録出願、第29類「茶、コーヒー、ココア、清涼飲料、果実飲料、氷」を指定商品として、平成6年11月30日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。

3 当審の判断
本願商標は、別掲(1)のとおり、紺色地の正方形内の左上部に白抜きで、「A.T JAHNSSON’S」の文字、下部から上部に向けて、白抜きで、「ENERGY KICK」の文字及びベージュ色の楕円形内に、紺色で、「MAGIC」の文字をそれぞれ書してなるところ、「A.T JAHNSSON’S」の文字部分、「ENERGY KICK」の文字部分及び「MAGIC」の文字部分とを常に一体のものとして把握しなければならないとする特段の事情はないものと判断するのが相当である。
してみれば、それぞれの文字部分が独立して、自他商品の識別標識としての機能を有するとみるのが相当である。
そうとすれば、本願商標に接する取引者・需要者をして、その構成中、中央部にひときわ大きく表された「MAGIC」の文字部分を捉え、取引に当たる場合も決して少なくないものとみるのが相当である。
そうすると、本願商標の構成文字に相応し、「エイテイジャンソンズ」、「エネルギーキック」の称呼の他に、「マジック」の称呼及び「魔術」等の観念を生ずるものと認められる。
一方、引用商標は、構成文字に相応し、これより、「マジック」の称呼及び「魔術」等の観念を生ずるものである。
してみれば、本願商標と引用商標は、外観において相違するとしても、「マジック」の称呼及び「魔術」等の観念を共通にするものであるから、類似する商標であるといわざるを得ない。
そして、本願商標の指定商品は、引用商標の指定商品に包含されるものと認められるものである。
したがって、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は妥当なものであって、取り消すべき限りでない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲 (1)本願商標


(色彩につき原本参照)
(2)引用商標


審理終結日 2001-12-27 
結審通知日 2002-01-07 
審決日 2002-02-01 
出願番号 商願平9-183160 
審決分類 T 1 8・ 262- Z (Z3233)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 山内 周二鈴木 茂久 
特許庁審判長 野本 登美男
特許庁審判官 宮下 行雄
米重 洋和
商標の称呼 エイテイジャンソンズ、ジャンソンズ、ヤンソンズ、マジック、エネルギーキック、エナジーキック 
代理人 高橋 誠一郎 
代理人 越智 隆夫 
代理人 加藤 伸晃 
代理人 岡部 讓 
代理人 朝日 伸光 
代理人 吉澤 弘司 
代理人 高梨 憲通 
代理人 藤野 育男 
代理人 岡部 正夫 
代理人 本宮 照久 
代理人 産形 和央 
代理人 臼井 伸一 

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