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審決分類 審判 全部申立て  登録を維持 Z25
管理番号 1054100 
異議申立番号 異議2001-90365 
総通号数 27 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標決定公報 
発行日 2002-03-29 
種別 異議の決定 
異議申立日 2001-05-14 
確定日 2002-01-30 
異議申立件数
事件の表示 登録第4452661号商標の商標登録に対する登録異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 登録第4452661号商標の商標登録を維持する。
理由 1 本件商標
本件登録第4452661号商標(以下、「本件商標」という。)は、平成12年3月28日に登録出願され、「KINESIS」の文字と「キネシス」の文字を2段に横書きしてなり、第25類「被服,履物,運動用特殊衣服,運動用特殊靴」を指定商品として、平成13年2月9日に設定登録されたものである。

2 登録異議の申立ての理由
本件商標は、平成10年2月12日に登録出願され、「INESIS」の文字を標準文字とし、第1類、第3類、第5類、第9類、第16類、第18類、第21類、第25類、第28類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品及び第37類、第38類、第41類に属する商標登録原簿に記載のとおりの役務を指定商品及び指定役務として、平成13年1月5日に設定登録された登録第4442822号商標(以下、「引用商標」という。)と称呼において、類似する商標であり、かつ、本件商標の指定商品と引用商標の指定商品は同一又は類似のものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当する。
したがって、本件商標の登録は取り消されるべきである。

3 当審の判断
本件商標と引用商標は、前記のとおりの構成よりなるところ、本件商標は片仮名文字と欧文字の併記されたものであり、他方、引用商標は欧文字のみからなるものであって、かつ、それぞれの綴り字を異にするものであるから、外観においては十分に区別し得るものである。
次に、称呼についてみるに、本件商標は、その構成文字に相応して「キネシス」の称呼を生ずるものであり、他方、引用商標は、その構成文字に相応して「イネシス」の称呼を生ずるものと認められる。
そこで、本件商標より生ずる「キネシス」の称呼と引用商標より生ずる「イネシス」の称呼を比較すると、両称呼は、比較的短い4音よりなり、そのうち称呼の識別において重要な要素となる語頭において明確に発音され聴取される破裂音の「キ(ki)」と母音の「イ(i)」という明らかな差異を有するものであるから、この差異が両称呼に与える影響は大きく、それぞれを一連に称呼した場合には、語感語調が異なるものとなって相紛れるおそれのないものというべきである。
また、両商標は、特定の観念を生ずるものとはいえず、観念においては比較することができない。
してみれば、本件商標と引用商標は、その外観、称呼及び観念のいずれからしても非類似の商標といえるものである。
したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号に違反して登録されたものということはできない。
よって、商標法第43条の3第4項の規定に基づき、結論のとおり決定する。
異議決定日 2002-01-11 
出願番号 商願2000-30753(T2000-30753) 
審決分類 T 1 651・ 26- Y (Z25)
最終処分 維持  
前審関与審査官 深沢 美沙子 
特許庁審判長 小松 裕
特許庁審判官 涌井 幸一
高野 義三
登録日 2001-02-09 
登録番号 商標登録第4452661号(T4452661) 
権利者 株式会社アシックス
商標の称呼 キネシス 
代理人 佐藤 雅巳 
代理人 古木 睦美 

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