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審決分類 |
審判 査定不服 商3条1項6号 1号から5号以外のもの 取り消して登録 Z33 |
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管理番号 | 1051932 |
審判番号 | 不服2001-7882 |
総通号数 | 26 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2002-02-22 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2001-05-11 |
確定日 | 2002-01-07 |
事件の表示 | 商願2000- 28174拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、「雪室隠し酒」の文字の上に「ゆきむろかく ざけ」の振り仮名を付して二段横書きしてなり、第33類「日本酒,洋酒,果実酒,中国酒,薬味酒」を指定商品として、平成12年3月22日に登録出願されたものである。 2 原査定の拒絶理由 原査定は、「本願商標は、『室』は、外気に触れないように、特別の構造をした所であり、雪国においては『雪室』が昔からあることから『人目に触れないように雪室に置いておいた酒』等の意味合いを容易に認識させる『雪室隠し酒』の文字を下段に、その読みと認められる『ゆきむろかく ざけ』の文字を上段に普通に用いられる方法で書してなるところ、これを本願指定商品に使用しても商品の置き場所を認識するにとどまり、需要者が何人かの業務に係る商品であることを認識することができないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第6号に該当する。」旨認定判断して、本願を拒絶したものである。 3 当審の判断 本願商標は、上記のとおりの構成よりなるところ、構成文字からは「他人に知られないように雪室においていた酒」の如き意味合いが看取されるとしても、これが原審で説示するように直ちに商品の置き場所を表示するものであるとは言い難く、また当審において職権をもって調査するも、該文字が本願指定商品の置き場所、品質、内容等を具体的に表示するものとして、取引者・需要者の間に認識されている事実を発見できなかった。 してみれば、本願商標が、自他商品の識別標識としての機能を果たさないものということはできない。 したがって、本願商標を商標法第3条第1項第6号に該当すると認定した原査定の拒絶の理由は妥当でなく、その理由をもって拒絶することはできない。 その他、本願について拒絶をすべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2001-12-10 |
出願番号 | 商願2000-28174(T2000-28174) |
審決分類 |
T
1
8・
16-
WY
(Z33)
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最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 大島 勉 |
特許庁審判長 |
小池 隆 |
特許庁審判官 |
林 栄二 岩本 明訓 |
商標の称呼 | ユキムロカクシザケ、ユキムロカクシ |
代理人 | 廣瀬 光司 |