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審決分類 |
審判 査定不服 商4条1項16号品質の誤認 登録しない Z05 審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 登録しない Z05 |
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管理番号 | 1050334 |
審判番号 | 不服2000-7970 |
総通号数 | 25 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2002-01-25 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2000-05-29 |
確定日 | 2001-11-09 |
事件の表示 | 平成11年商標登録願第 27558号拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、「DENTALCLEAR」の欧文字と「デンタルクリア」の片仮名文字とを上下二段に横書きしてなり、第5類「薬剤,歯科用材料,医療用腕環,医療用油紙,衛生マスク,オブラート,ガーゼ,カプセル,眼帯,耳帯,失禁用おしめ,人工受精用精液,生理帯,生理用タンポン,生理用ナプキン,生理用パンティ,脱脂綿,乳児用粉乳,乳糖,はえ取り紙,ばんそうこう,包帯,包帯液,防虫紙,胸当てパッド」を指定商品として、平成11年3月31日登録出願されたものである。 2 原査定の理由 原査定は、「本願商標は、『歯を掃除し、きれいにする』の意味合いを感得させる『DENTALCLEAR』『デンタルクリア』の文字よりなるものであるから、これを指定商品中の歯科用薬剤に使用しても商品の効果、効能を表したものと認識されるにすぎない。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、歯科用の商品以外に使用するときは商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるから、商標法第4条第1項第16号に該当する。」として、本願を拒絶したものである。 3 当審の判断 本願商標は、通常の活字体で「DENTALCLEAR」の欧文字と「デンタルクリア」の片仮名文字とを上下二段に横書きしてなるものであるところ、構成中の「DENTAL」「デンタル」の文字は、「歯の、歯科の」を意味する親しまれた英語及び外来語(新コンサイス英和辞典、コンサイスカタカナ語辞典、何れも三省堂)であり、「ClEAR」「クリア」の文字は、「はっきりとしているさま、清くする」の意味の親しまれた英語及び外来語(新コンサイス英和辞典、コンサイスカタカナ語辞典、何れも三省堂)であって、両語を結合して「DENTALCLEAR」「デンタルクリア」と表してなるとしても、該文字は、それぞれの語義より生ずる「歯をきれいにする(もの)」であることを記述的に表現するものであると認められ、これを本願指定商品中上記照応する商品(例えば、「歯科用薬剤」「歯の汚れふき取り用のガーゼ」等)について使用するときは、単に、商品の用途、効能、品質を表すにすぎないものというべきである。 また、本願商標を歯科用の商品以外の商品について使用するときは、商品の品質について誤認を生じさせるおそれがあるものと認める。 してみれば、これと同様の理由で本願商標を商標法第3条第1項第3号及び同第4条第1項第16号に該当するものとして拒絶した原査定は、妥当であって、取り消すべきでない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2001-09-11 |
結審通知日 | 2001-09-12 |
審決日 | 2001-09-26 |
出願番号 | 商願平11-27558 |
審決分類 |
T
1
8・
13-
Z
(Z05)
T 1 8・ 272- Z (Z05) |
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 鈴木 茂久 |
特許庁審判長 |
廣田 米男 |
特許庁審判官 |
大島 護 柳原 雪身 |
商標の称呼 | デンタルクリア |
代理人 | 川津 義人 |