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審決分類 審判 査定不服 称呼類似 取り消して登録 Z31
管理番号 1047387 
審判番号 不服2000-5053 
総通号数 23 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2001-11-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2000-04-10 
確定日 2001-10-10 
事件の表示 平成11年商標登録願第1211号拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、「T.O.P」の欧文字を横書きしてなり、第31類「飼料、飼料用たんぱく」を指定商品として、平成11年1月8日に登録出願されたものである。

2 引用商標
原査定において、拒絶の理由に引用した登録第2308764号商標は、「TOP CAT」の欧文字を横書きしてなり、第33類「猫および猫用飼料」を指定商品として、昭和63年2月22日に登録出願、平成3年5月31日に設定登録がなされているものである。同じく登録第4010361号商標は、「TOP CAT」の欧文字を横書きしてなり、第33類「猫および猫用飼料」を指定商品として、平成4年8月19日に登録出願、同9年6月13日に設定登録がなされ、現に有効に存続しているものである。

3 当審の判断
本願商標は、「T」「O」「P」の欧文字の後ろに、それぞれピリオドを付した構成のものであるから、これより「ティーオーピ」及び「トップ」の称呼を生ずるというのが相当である。
他方、引用各商標は、いずれも「TOP CAT」の文字を左右軽重の差なくまとまりよく表してなるばかりでなく、全体より生ずると認められる「トップキャット」の称呼も無理なく一連に称呼し得るものである。
また、その構成中の「CAT」の文字が「猫用」のものに使用する商品を認識させる場合があるとしても、「猫用飼料」のように具体的商品名を表す文字ではない。
そうすると、引用各商標は、構成文字全体をもって不可分一体のものと理解されるとみるのが相当であるから、これより生ずる称呼は、「トップキャット」に限られるものというべきである。
そこで、本願より生ずる「ティーオーピー」及び「トップ」の称呼と、引用各商標より生ずる「トップキャット」の称呼とを比較すると、両称呼は、それぞれ配列音及び構成音数の差異により、称呼上明確に聴別し得るものである。
さらに、本願商標と引用各商標は、上記のとおり構成よりなるものであるから、外観上互いに区別し得る差異を有し、また、観念上も本願商標は、特定の意味を有しない欧文字を表してなると認められるものであるから、引用商標よりいかなる観念が生じたとしても比較することはできないものである。
してみれば、本願商標と引用各商標は、称呼、外観及び観念上何ら紛れるおそれのない非類似の商標といえる。
したがって、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定の拒絶理由は妥当でなく取消しを免れない。
その他、本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
審決日 2001-09-17 
出願番号 商願平11-1211 
審決分類 T 1 8・ 262- WY (Z31)
最終処分 成立  
前審関与審査官 高山 勝治佐藤 松江 
特許庁審判長 寺島 義則
特許庁審判官 佐藤久美枝
上村 勉
商標の称呼 トップ、テイオオピイ 
代理人 松原 伸之 
代理人 中山 健一 
代理人 浜田 廣士 
代理人 村木 清司 
代理人 鳥羽 みさを 

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