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審決分類 審判 査定不服 称呼類似 登録しない Z09
管理番号 1032871 
審判番号 審判1999-20952 
総通号数 17 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2001-05-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 1999-12-27 
確定日 2000-12-13 
事件の表示 平成 9年商標登録願第182602号拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。
理由 1 本願商標
本願商標は、別掲(1)のとおり、「DVDMAESTRO」の欧文字と、「ディヴィディマエストロ」の片仮名文字とを二段に横書きしてなり、平成9年12月3日に登録出願され、指定商品については、平成11年3月23日付け手続補正書により、第9類「電子応用機械器具及びその部品,理化学機械器具,電気通信機械器具」と補正されたものである。

2 原査定の引用商標
原査定において拒絶理由に引用した登録第3356957号商標(以下、「引用商標」という。)は、別掲(2)のとおり、「MAESTRO」の欧文字を横書きしてなり、平成5年5月27日に登録出願、第11類「電子応用機械器具及びその部品」を指定商品として平成9年11月7日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。

3 当審の判断
本願商標は、別掲(1)の構成のものであるが、その構成中「DVD」、「ディヴィディ」の文字部分は、「ディジタルビデオディスク(Digital Video Disc)」の略語として一般に広く知られており、また、その「MAESTRO」、「マエストロ」の文字部分も、「指揮者、作曲家、マエストロ」の意味合いで一般に知られているものと認め得るものである。
そうすると、本願商標は、「DVD」、「ディヴィディ」と、「MAESTRO」、「マエストロ」の2語よりなるとみられるものということができる。
そして、本願商標の「DVD」、「ディヴィディ」の文字部分は「ディジタルビデオディスク(Digital Video Disc)」の意味で、本願指定商品中「ディジタルビデオディスクを応用した電子応用機械器具及びその部品、その他の電子応用機械器具及びその部品」について品質を表示したものとみられることから、構成後半部分の「MAESTRO」,「マエストロ」の文字部分が独立して自他商品の識別標識として認識されるものとみるのが相当である。
そうとすれば、本願商標はこれに接する取引者、需要者が、その構成中の「MAESTRO」,「マエストロ」の文字部分を捉えて、取引に当たる場合も少なくないものというべきであって、この文字部分から「マエストロ」(指揮者、作曲家、マエストロ)の称呼、観念をも生ずるものといわなければならない。
他方、引用商標は、別掲(2)のとおり「MAESTRO」の欧文字を横書きしてなるものであって、「マエストロ」と称呼され、「指揮者、作曲家、マエストロ」の観念を生ずるものと認められる。
したがって、本願商標と引用商標とは、外観の相違を考慮しても、同一の「マエストロ」(指揮者、作曲家、マエストロ)の称呼、観念を生ずる類似する商標と認められ、かつ、本願商標の指定商品と引用商標の指定商品とは同一又は類似のものであるから、結局、本願商標は、商標法第4条第1項第11号に該当し、登録することはできない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲 (1)本願商標




(2)引用商標



審理終結日 2000-07-31 
結審通知日 2000-08-11 
審決日 2000-10-24 
出願番号 商願平9-182602 
審決分類 T 1 8・ 262- Z (Z09)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 高野 義三富田 領一郎橋本 浩子 
特許庁審判長 板垣 健輔
特許庁審判官 上村 勉
八木橋 正雄
商標の称呼 ディビディマエストロ、デイブイデイマエストロ、ディビディ、デイブイデイ、マエストロ 
代理人 中村 政美 

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