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審決分類 審判 全部申立て  登録を維持 Z37
審判 全部申立て  登録を維持 Z37
審判 全部申立て  登録を維持 Z37
審判 全部申立て  登録を維持 Z37
管理番号 1025923 
異議申立番号 異議2000-90243 
総通号数 15 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標決定公報 
発行日 2001-03-30 
種別 異議の決定 
異議申立日 2000-03-27 
確定日 2000-09-25 
異議申立件数
事件の表示 登録第4335458号商標の登録に対する登録異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 登録第4335458号商標の登録を維持する。
理由 1 本件商標
本件登録第4335458号商標(以下「本件商標」という。)は、平成10年8月17日に登録出願され、「QQ」の文字と「キューキュー」の文字を上下2段に横書きしてなり、第37類に属する商標登録原簿に記載のとおりの役務を指定役務として、平成11年11月19日に設定登録されたものである。

2 登録異議の申立ての理由
本件商標は、平成8年3月19日に登録出願され、別掲に示した構成よりなり、第37類に属する商標登録原簿に記載のとおりの役務を指定役務として、平成10年2月13日に設定登録された登録第4113485号商標(以下「引用商標」という。)と類似の商標であり、指定役務も同一又は類似のものである。
また、登録異議申立人(以下「申立人」という。)は、現在も世界のエンジンオイルの業界をリードし、そのエンジンオイル及びこれと直接関連する車両整備の分野において、「Q」の欧文字よりなる引用商標をかなりの頻度で使用し、引用商標は申立人の業務に係る商品及び役務を表示するものとして、本件商標の登録出願前から取引者、需要者の間で広く認識されているものであるから、本件商標がその指定役務について使用された場合、申立人の業務に係る商品又は役務と出所について混同を生ずるおそれがあるので、本件商標は、商標法第4条第1項第11号及び同第15号に該当する。
したがって、本件商標の登録は取り消されるべきである。

3 当審の判断
本件商標と引用商標は、前記に示すとおりの構成よりなるところ、本件商標は、「QQ」の欧文字と「キューキュー」の片仮名文字を上下2段に横書きした構成のものであるのに対して、引用商標は、「Q」の欧文字を図案化したものと認められる構成のものである。そうすると、それぞれの商標はその構成態様において顕著な差異を有するものであり、外観上紛れるおそれはない。また称呼、観念の点においても、本件商標からは「キューキュー」の称呼とアルファベットの「Qの文字2字」を観念させるものであるのに対し、引用商標は「キュー」の称呼と「Qの文字」を観念させるものである。
したがって、本件商標と引用商標は、その外観はもとより、称呼、観念においても相紛れるおそれのない類似しない商標と認められる。
さらに、申立人の提出に係る甲各号証によれば、引用商標が本件商標の登録出願時において申立人の業務に係る商品「エンジンオイル」又は役務「自動車の修理又は整備」を表示する商標として、取引者・需要者の間に広く認識されていたものとは認められないばかりでなく、本件商標は、上記で認定したとおりのものであって、引用商標とはその外観はもとより称呼、観念についても明らかな差異を有する別異の商標といえるものであるから、本件商標をその指定役務に使用しても、その役務が申立人又は申立人と関係を有する者の業務に係るものであるかのように、役務の出所について混同を生じさせるおそれのないものといわなければならない。
したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号及び同第15号に違反して登録されたものでない。
よって、結論のとおり決定する。
別掲 引用商標

異議決定日 2000-09-06 
出願番号 商願平10-70088 
審決分類 T 1 651・ 262- Y (Z37)
T 1 651・ 271- Y (Z37)
T 1 651・ 263- Y (Z37)
T 1 651・ 261- Y (Z37)
最終処分 維持  
特許庁審判長 佐藤 敏樹
特許庁審判官 板垣 健輔
上村 勉
登録日 1999-11-19 
登録番号 商標登録第4335458号(T4335458) 
権利者 株式会社ホリデー
商標の称呼 キューキュー、キュウキュウ 
代理人 神林 恵美子 
代理人 照嶋 美智子 
代理人 渡辺 三彦 

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