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審決分類 |
審判 全部申立て 登録を維持 033 |
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管理番号 | 1019048 |
異議申立番号 | 異議1999-91577 |
総通号数 | 13 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標決定公報 |
発行日 | 2001-01-26 |
種別 | 異議の決定 |
異議申立日 | 1999-11-29 |
確定日 | 2000-07-03 |
異議申立件数 | 1 |
事件の表示 | 登録第4304518号商標の登録に対する登録異議の申立てについて、次のとおり決定する。 |
結論 | 登録第4304518号商標の登録を維持する。 |
理由 |
1 本件商標 本件登録第4304518号商標(以下、「本件商標」という。)は、平成6年9月7日に登録出願され、別記(1)に示すとおりの構成よりなり、第33類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、平成11年8月13日に設定登録されたものである。 2 登録異議の申立ての理由 本件商標は、大正14年10月1日に登録出願され、別記(2)に示すとおりの構成よりなり、第39類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、昭和2年10月7日に設定登録されている登録第193711号商標(以下、「引用商標」という。)と類似し、かつ、その指定商品も類似するものである。また、引用商標は、申立人の業務に係る商品「シャンパーニュ地方産の発泡性ぶどう酒」を表示するものとして取引者・需要者の間において広く認識されている商標であるから、本件商標をその指定商品に使用するときは、申立人の業務に係る商品とその出所について混同を生ずるおそれがある。したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号及び同第15号に該当し、その登録は取り消されるべきである。 3 当審の判断 本件商標と引用商標は、別記(1)、(2)に示すとおりの構成よりなるところ、我が国において本件商標に接する取引者、需要者は、これを英語風に「モエット」と称呼するものとみるのが相当である。そうとすれば、本件商標よりは「モエット」のみの称呼を生ずるものといえる。他方、引用商標は、取引者、需要者に「モエ」の称呼を生ずるものとして知られているものである。 しかして、上記「モエット」と「モエ」の両称呼は、語頭音の「モ」を同じくするもののそれに続く音が「エット」と「エ」と明らかに相違するものであるから、両称呼は容易に区別し得るものである。 また、両商標は、他に類似するところがない。 してみれば、本件商標と引用商標とは、その外観、称呼及び観念において類似するということはできない。 さらに、上述の如く本件商標と引用商標とは商標が著しく相違するものであるから、引用商標が本件商標の登録出願時には申立人の業務に係る商品「シャンパーニュ地方産の発泡性ぶどう酒」の商標として取引者・需要者の間に広く認識されていたものと認められるとしても、本件商標を指定商品に使用した場合、その商品が申立人又は申立人と関係のある者の業務に係るものであるものと取引者、需要者間に商品の出所について誤認混同を生じさせるおそれがあるとは認め難い。 したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号及び同第15号に違反して登録されたものでない。 よって、結論のとおり決定する。 |
別掲 |
(1) 本件商標 (2)引用登録第193711号商標 |
異議決定日 | 2000-06-13 |
出願番号 | 商願平6-89059 |
審決分類 |
T
1
651・
271-
Y
(033)
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最終処分 | 維持 |
前審関与審査官 | 中田 みよ子 |
特許庁審判長 |
寺島 義則 |
特許庁審判官 |
為谷 博 滝沢 智夫 |
登録日 | 1999-08-13 |
登録番号 | 商標登録第4304518号(T4304518) |
権利者 | モエ |
商標の称呼 | モエ、モアイエ、モイエット |
代理人 | 佐藤 雅巳 |
代理人 | 古木 睦美 |
代理人 | 田中 克郎 |
代理人 | 稲葉 良幸 |